今月の真言 平成27年8月4日
夜参り真言 平成27年8月4日
祓戸社
蟬しぐれ、音による禊とこそ思し召せ。心に溜まる諸々の悩みをことごとく振り捨てるべし。振り捨てるべし。
心に置いては毒となる。祓ひ捨てるべし。
解説
鳴いている蟬の声を音霊として禊をしなさい。
禊には音(言葉)による禊、火による禊、水による禊がある。みそぎは耳禊ぐとも書き耳から悪しきものが入ってこないようにもする。蟬しぐれと一体となった時、心の中の穢れは一瞬だが祓われる。一旦捨てたものは拾わない。蟬しぐれと躰のバイブレーションを一体化して拘泥りをなくすような努力が出来れば禊となる。この努力を神も見ている。諸々の滞ったもの(殊に恨み怒りの系統)を後生大事に、とっておいてはならない。
拝殿
祈りこそ大事と思し召せ。祈りこそ神の剣である。この剣を持ちて万難を切り開くべし。己を守るべし。祈りである。ひたすらに祈るべし。三輪の神に祈るべし。祈りこそ神の剣である。 人と神の信によりて作られしものぞ。ひたすらに祈るべし。
解説
身を守る為に剣が必要だが、その剣というのは三輪の神と自分の心が信で一致した時に生まれる。それを剣として「守り給え」と祈りなさい。祈りが神に通ずればそれは剣となって、魔を破るだろう。迷う心(疑心暗鬼)を生まなければそれは強い剣となる。ひたすら祈れば神の剣となる。人と神が信じ合い動揺しない限り強い剣となる。
神宝社
技(わざ)こそ大事。一芸が身を助くるごとく一芸を、ひとつのわざを磨くべし。磨くべし。
解説
極めるものは一つにしなさい。仕事であればまず、一つを確実にし、極めていく。(例えば東洋医学なら鍼灸を極めるなど)
なにか一つのものを一生のうちに完成させる。
一つの芸(技)を磨くとは目下私が腰の治し方をひたすら山から学んでいることがいえるかもしれない。信ずる心を忘れないように。
狭井神社
ただただ清めたるべし。心の目を開き滞りたるものなべて流すがよい。いかにして滞りたるか知り、流すべし。祈りを強くして魔を祓ふ。ひたすら祈る。
解説
ただただ清めるべし。心に滞っているものを後生大事にしないで、片っぱしから流す。
流しても流しても流しきれないのが、人の心だが、ひたすら流しきる。自分で流しきれないときは神の力も借りる。魔除けの極意は惑わず迷わず(躊躇なく)信じて迷いやこだわりをバッサリときること。
行動するまでは考えるが、なるべく行動する時はシンプルが一番である。
いくら考えても分からない時はまず飛んでみる。取敢えず一歩飛んで、間違った時はそこで修正する。(鬱病になる人は考えに考えて何もしないうちにくたびれてしまう。)