今月の真言 平成27年11月3日
夜参り真言 平成27年11月3日
拝殿
いづくにも幸あらん。いづくにも、いづくにも幸あらん。己の心の中をよく照らして見るべし。心の中にこそ幸はあるであらう。
幸の萌芽は心にありて芽吹くのである。
躰の声をよく聞くがよい。
骨の身に非ず、骨を支へるものは何かよく尋ねるがよい。
全ての、自然も躰も何事によらず、調和が大事である。
調和を計るべし。計るべし。
解説
自分の幸と思うことは一体どこにあるのだろうか。人と比較したり、羨んだりするのではなく、自分の心の中をよく照らしてみなさい。
人の行動の原理は自分の心の思った方に進む。感情はあまりよくない現実が多いので、拘泥りや自我が出て来る。謝らねばならぬこともプライドが許さなかったり、つっぱって、却って長引いてしまう。その典型的な例がユダヤとアラブの対立である。一神教の難しいところである。
心の中を照らして見ると、感情だけでなく、玉響の導きがある。自分が良くなる方向に光があるので、それを見つけて従がっていけば良いのである。その導きの先に幸がある。
人は何の為に生きてきたか。どのような財産や地位を持っていても死ぬ時は無一文で平等である。だから自分がどういった、生き方をしてきたかという「心」しかあの世には持っていけない。
いかに生きるか、それぞれの局面で努力しなければならない。困難な時どういう方向に努力すればよいかそれを、正しいか悪いか、好きかきらいかで判断しない。どちらにゆくのがよいかを客観的に考えるようにすれば必ずゆくべき道が照らされて出てくる。それを見つけていきなさい。
闇の中にも小さな光があることに気がつくと、その光は心の中で自然に育っていく。無視すると埋もれてしまう。
骨の身を支えるものは何か。それは筋肉(自分の意志、バランス)
自分の躰の筋肉と骨の調和を計りなさい。上と下、左右の調和そういうヒントを出している。
神宝社
己の才を計るべからず。ただ与へられたものを丹念に開きゆくがよい。
驕ることなく、卑しめることなくただただ才を開いていくがよい。
三輪の神を信じることである。
解説
自分の才能が優れているかどうかを他と比べてはならない。与えられた才能を自分のペースでいいから、少しづつ開いて行けばよい。
三輪山の方向に全託して受けて立つ。
たまゆらの啓示の一例として、同じようなことを2,3人から啓示されたら、その方向に何か意味がある。それもひとつのたまゆらの導きである。